2015年06月01日

リベラルアーツの今昔

リベラルアーツの今昔

日本のユースホステル会員数とユースホステル数は、1970(昭和45)年523,992人・575ケ所、1975(昭和50)年507,843人・577ケ所に対し(『日本ユースホステル運動50年史』)、2013(平成25)年は39,890人・222ケ所(日本ユースホステル協会ホームページ)と、会員数は往年の7〜8%(92〜93%減)に、YH数は同38%(62%減)へ、激減した。

出口治明は「高等教育では教養(リベラルアーツ)を教えるべきですが、大学全体でリベラルアーツ型の教育を行っている大学は、日本ではきわめて少ないのが実情です。だからこそ私たちは、人、本、旅から教養を学ぶ必要があるのです。」と、リベラルアーツの必要性を説いている(『本の「使い方」』46-47pp)。
最近の青少年に、「人から学ぶ・本から学ぶ・旅から学ぶ」の3要素が満たされているか、または3要素を満たせる環境に置かれているかを考える時、YH会員数とYH数の低迷は遺憾である。

『本の「使い方」』出口治明,
再版,237pp,2014(平成26)年10月10日,角川書店,\800+税

人と交渉のある宿(民宿・ユースホステル・旅人宿)を使った旅を通じ、「人から学ぶ・旅から学ぶ」の2要素を多く経験し、そのうえ更に本(古典)からも学ぶことを推奨したい。
千葉県四街道市社会教育委員・よしさん本目
posted by よしさん at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書文献
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