2009年11月17日

製本修理

製本修理

昭和1ケタや大正時代、はたまた明治時代発行の架蔵書に、製本の痛んだ本がある。
新たに古書で購入した本も、都度製本修理の要否をチェックしている。

本のつくりと、本が過ごしてきた環境により、壊れ方はそれこそ千差万別。
従って、1冊製本修理するため複数箇所に別の技法・素材を用いることも、ままある。

例えば、表紙と背と裏表紙にまたがって、1枚の絵画が採用されている本の、表と裏のノドが緩み、ボール紙芯の表紙と中身(本文)が分離し掛かっているケースは厄介だ。
丈夫一点張りに製本修理することは簡単だが、それでは本が泣く。
背の書名や著者名、絵画を覆わず見えるよう、自分で納得のいくよう修理したい。
そこが考え所で、悩む箇所だ。

和本の綴じ、洋書の無線綴じ・角背丸背の上製本程度が修理できなくては、蔵書家とは言えまい。
(あと一歩で蔵書家の)よしさん本
posted by よしさん at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書文献
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/33687549
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック