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戦中に発行された『諏訪』(1943年)を底本に、中学高校の社会科教科書として改訂増補された『諏訪の産業』は、往時を知る郷土資料のひとつである。
表紙に諏訪湖の、やつか漁イラストが描かれ、巻頭の諏訪地図と題した地形図(折込)に、現白樺湖の前身・大池も記載される。
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『諏訪の産業』諏訪教育会、蓼科書房(本社:東京都・分室:岡谷市)
1951年、312+6p・¥150
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農業では温水溜池(蓼科湖・大池)や、開拓事業(池の平他)詳細を取上げ、水産業では諏訪湖等のワカサギ・ウナギ・フナ他を重点に記述している。
『諏訪の産業』には、昭和20年代までの地域が凝縮されている。
地元の図書館で閲覧できるかも知れない。
ワカサギ研究家よしさん
