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雄蛇ケ池(千葉県東金市)は、1614(慶長19)年に完成した、大規模な灌漑用溜池である。
2012年08月23日(木)、雄蛇ケ池におけるシジミ類の観察報告があったため、翌08月24日(金)午後、雄蛇ケ池におけるシジミ類の確認調査に出向した。
しかし、池内でシジミ類が発見できず、下流の農業用水路でシジミ類3個体を採取し、生体を持帰り、タイワンシジミと、ほぼ同定したので報告する。
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雄蛇ケ池のタイワンシジミ
http://wakasagi.jpn.org/
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危惧の主原因は、「タイワンシジミ」の精子を受けた「マシジミ」の産出する子貝は、全て「タイワンシジミ」となる「雄性発生」(精子側の遺伝子のみが遺伝する)にあり、本報事例を踏まえ、雄蛇ケ池を含めた周辺地域は既にタイワンシジミが侵入し繁殖していることも懸念されるため、タイワンシジミの分布確認詳細調査が望まれる。
前・牛久沼漁業協同組合顧問よしさん
